鍵をなくした時の探し方のコツ
鍵は、生活していく上で欠かせないアイテムですが、小さなものですし、扱い方を誤ると、なくしたり壊したりしてしまうので、十分注意が必要です。とは言っても、やはりちょっとした不注意で鍵をなくしてしまった…、なくしたつもりはないけど見つからない…というようなケースを経験された方もたくさんいらっしゃることと思います。
では、鍵をなくした時、みなさんはどのようにしてカギを探されているでしょうか。実は、探し方のコツを覚えておくと見つけやすくなることがありますので、ここではそんなちょっとしたコツについて紹介したいと思います。
探し方のコツはいくつかありますが、例えばいつも置いてある場所に鍵が見当たらない場合には、その下を見てみます。棚の上に置いてあったりすると、何かの拍子に落下して、少し離れた場所に移動してしまうことがあります。ですから、少し範囲を広げて見るようにします。普通に床の上を見るのはもちろんですが、棚の下などの隙間に入り込んでいないかもチェックすると良いでしょう。
また、別の探し方としては、洋服のポケットやバッグの中をよく調べると言う方法があります。普段入れない人でも、疲れていたり考え事をしていて、無意識の内に入れてしまう可能性もあります。今着ている洋服はもちろんのこと、干してある洋服や取り込んでしまった洋服など、鍵をなくした時期に着ていた洋服をチェックすることで見つかることもあるでしょう。
また、もし自分が住んでいるのがマンションの場合には、管理人室の所に届いていることもあります。何かの拍子に、共用スペースである廊下や階段に落としてしまったり、共用の玄関ドアに鍵を差したままにしてしまうこともあるものです。家の中を探しても見つからない場合は、鍵が届いていないか、一度確認をしてみると言うのも探し方の一つです。
玄関の鍵の種類と防犯対策
玄関の鍵の種類は様々ですが、既存の住宅の玄関に備え付けられているものの大半はシリンダー錠という種類です。
シリンダー錠とは、玄関扉の中に円筒形のユニットを埋め込んで設置するタイプの錠で、扉に固定されている外筒部分と鍵を挿し込んで回転させる内筒部分で構成されています。
シリンダー錠は外筒から内筒に向かって出ているタンブラー(障害片)の隙間に一致する正しい鍵を挿し込んでタンブラーを押し上げ、そのまま内筒部分を回転させることで閂(カンヌキ)を作動させ、施錠・解錠をする仕組みとなっています。
シリンダー錠は様々な種類がありますが、その中でも代表的なのは複数の円盤(ディスク)のタンブラーを持つディスクシリンダーと複数のピン型のタンブラーを持つピンシリンダーの2つのタイプです。
ディスクシリンダーは旧式の玄関扉に用いられることが多かったタイプで、複製しやすい刻み鍵を使用して施錠・解錠するので、安価で設置できる反面、防犯性能は低いという問題があります。
ただし、ピンシリンダーでも刻み鍵を使用して施錠・解錠するものはピッキングに弱いので、防犯対策ではピンの数が多くて合鍵をつくるのが難しいディンプルキーで施錠・解錠するものを選ぶのがポイントです。
なお、最近では玄関扉にもピンシリンダー錠ではなく、暗証番号の入力やICカード、指紋や声紋、光彩などを照合する生体認証など鍵を使用せずに施錠・解錠できる電子錠も増えています。電子錠は高価ですが防犯性能は高いので厳重な防犯対策がしたい方にお勧めです。